高校生バイトは夜何時まで

学校帰りにバイトしようと考えたけど、夜何時までバイトできるのか分からないという高校生の方も多いと思いますが、法律で高校生がバイトできる時間は、

 

「夜９時５９分」です。

 

ちょっと中途半端な時間だと思いませんか？その理由が気になる方は、ファミレスと居酒屋をかけ持ちバイト中のボクが、なるべく分かりやすく解説しますので、続きをどうぞ。

 

高校生は２２時（午後１０時）～５時までは働けない

 

実は、「高校生は夜○○時まで働けます」とういう決まり（法律）はありません。

 

その代わりに、労働基準法という法律で、年令によって働ける時間帯（働けない時間帯）が決まっています。

 

そして、労働基準法の中に主に高校生が対象となる「第６１条　深夜業の禁止」という条文があり、以下のように定められています。

高校生は２１時５９分（午後９時５９分）まで働ける

 

ということで、高校生が夜バイトできる最も遅い時間は（飲食店以外のバイトも）

となっています。

 

なんか中途半端な時間ですが、１８才未満の人がバイトをしている時間が２２時（午後１０時）になってしまうと法律違反になるので、法律上のバイトできる（働ける）時間は２２時になる直前の２１時５９分までということです。

 

そして、シフトの単位によって以下のようなパターンがあります。

ただし、高校生だと、電車やバスの時間や安全を考えると、実際の飲食店でバイトしている高校生のシフトは法律ギリギリの働ける時間までではなく、

 

夜９時とか、遅くても９時３０分まで

 

の飲食店がほとんどではないでしょうか。

 

あんまり夜の遅い時間に高校生が街を出歩くのも何かと問題がありますからね。

 

ということで、高校生だから深夜の時間帯に働けないのではなく、年令によって制限されているのです。言い方を変えると、１８才以上であれば、時間帯の制限がなく何時まででも働けますよということですね。

 

１８才の高校生は深夜２２時（午後１０時）以降も働けるの？

では、高校生でも１８才なら深夜２２時（午後１０時）以降に働けるのでしょうか？

 

法律上は１８才の高校生は深夜に働けます。

 

ですが、実際は１８才の高校生を深夜に働かせる飲食店はあまりないと言ってよいでしょう。

 

その理由は、いくら１８才でも深夜に働かせたせいで学校生活に悪影響を与えてしまう可能性があるからです。

 

１８才でも高校生は高校生ということです。

 

それに親が自分の子供が深夜にバイトをすることを許すとも思えませんしね。

 

なので、高校生でも１８才以上なら法律的に問題がないといっても、倫理的なことを考えると、深夜に働かせるという選択肢はなかなか選びにくいのが実情です。

高校卒業後の深夜勤務はＯＫ？

 

高校生が深夜２２時（午後１０時）以降に働けないのであれば、１８才になった高校生が高校を卒業した後ならどうなのでしょうか？

 

これは、飲食店によって以下のように対応が分かれます。

会社の方針で決まっている場合もあれば、同じ飲食チェーン店でも店長によって対応が変わる場合もあります。

 

まとめ

ややこしい話でしたが、とても大切なことなのでしっかり理解してからバイト探しをしましょう。