飲食バイトの「忙しい」は2種類ある
ファミレスや居酒屋のアルバイトは「忙しくて大変そうとかきつそう」と言われたりします。
確かにお店が忙しい時にはボクもそう思う時があります。
ただ、よく考えてみれば、アルバイトとは言えお金をもらって仕事をしているわけですから、楽なはずはないよね。
っていう当たり前の結論に行き着きます。
どんな仕事にも「その仕事ならではの大変さ」ってあると思いますが、飲食店ならではの大変さと言ったら、やっぱり忙しい時です。
それ以外の時に大変だなとか、きついなとか思うことは正直言ってありません。
ボクはファミレスと居酒屋のキッチンでアルバイトをしていますが、仕事自体はそんなにむずかしくないですから。
一通り仕事を覚えるまでは、少し大変かもしれませんが、それもアルバイトを始めてからしばらくの間の話ですし。
ちょっと前置きが長くなりましたが、今回お話するのは、飲食店には2種類の忙しさがあるということです。
お客さんが多くて忙しい(ピークタイム)
普通、飲食店で忙しい時と言うと、ランチやディナーのピークタイムにお客さんがたくさん来て、ホールもキッチンもその対応にせかせかしながら働いている様子が頭に思い浮かぶと思います。
実際、本当に忙しくてバタバタしてしまいますが、お店側も忙しくなることは分かっていますので、それなりの人数のアルバイトを揃えて営業にのぞみます。
たとえ忙しくて大変でも、多くの仲間と一緒に働いていると心強いものがあります。
バイトの人数が少なくて忙しい(夕方・深夜)
問題はこんな時です。
ファミレスであれば夕方や深夜、居酒屋であれば夕方の開店直後や深夜の時間帯は、普段はお客さんがあまり来ません。
そんなこともあって、これらの時間帯は少ない従業員の数で営業しているんですね。
店の規模や売上にもよりますが、ホール1人or2人+キッチン1人体制で営業する飲食店も結構あります。
でも、普段はヒマな時間帯にも来ると時は来るんですよね、結構な数のお客さんが。
こんな時はなかなか大変です。
ファミレスも居酒屋もキッチンはいくつかのポジションに分かれています。お客さんから注文された料理を調理するのにあっちへ行って△△をしてからこっちへ行って□□をしてなんて感じで1人でキッチンの中を走り回ることに。
土日祝などの忙しくなることが予想できる時は、心の準備ができているので「ま、こんなもんか」って思えるんですけどね。
ボクはファミレスでは普段、夕方からラスト(閉店)までアルバイトしていて、平日は深夜になるとキッチンはボク1人になります。
ヒマなはずの深夜に忙しくなると「あぁ、やられた・・・」「こんな遅い時間に外に出てないで、早く家に帰って寝なさい」って感じに一瞬なってしまいます。
それと、何よりも強く思うのが、やっぱり一人だと少し心細いかなということです。
同じ忙しさの時でも、周りに仲間がいるのといないのでは、精神面に違いがあるなと実感しています。
複数の人間で仕事をしている時には、お互いに助け合うことができますが、1人だとそうはいきませんからね。
まぁ、もう何年もやっているせいか分かりませんが、精神が図太くなってきたようで、今ではそんな風に思うこともほぼなくなってきましたけど。
ということで、飲食店には2種類の忙しさあるというお話でした。