【実例紹介】ダブルワークで飲食店のバイトをする人の働き方
さまざまな理由でダブルワークで飲食店でのバイトを考えている人も多いと思います。
実際、ボクがバイトしているファミレスと居酒屋の両方にダブルワークしている人が数人ずついます。
ボクのバイト先だけでもこれだけの人がいるわけですから、日本全体でダブルワークしている人の数って、かなりの人数になるんでしょうね。
飲食店以外にもいろんなアルバイトがありますし。
今回は、ボクのファミレスと居酒屋でのバイト経験から、実際にどんな人が、どんな理由でダブルワークしているのか等について実例に基づいてお話します。
※ここでのダブルワークの定義は、本業(正社員・自営業で働ている)があって、更にバイトで働くという意味です。掛け持ちでバイトをしているという意味ではありません。
この記事の目次
飲食店でダブルワークしている人の職業
ボクがバイト先のファミレスと居酒屋で実際に見てきたダブルワークしている人(過去にいた人も含めて)の職業は、
・工場
・OL
・事務系
・営業
・建築関係
・介護職
・美容師
・土木建設
・アパレル
・運送業
・市場
・スーパー
・SE
などの人達です。
このようにファミレスや居酒屋などの飲食店では、実に様々な職業の人が副業でバイトとして働いています。
ハッキリとは思い出せませんが、過去に一緒に働いていた人で上記以外の職業の人もいたように思います。
こうやって一覧にしてみると、本当にいろんな職業の人がダブルワークをやっているんだなって思いますよね。
しかも、ボクのバイト先のファミレスと居酒屋の2つの飲食店だけで、これだけの人がいる(いた)わけですから。
ダブルワークでバイトする理由
なぜダブルワークで飲食店のバイトをするのか?といえば、もちろんお金を稼ぐ為ですが、その理由は人それぞれ違っていて、大まかに以下の4通りです。
この4つの理由のうち、どれかひとつだけの場合もあれば、複数の場合もあります。
子供の教育費
進学予定の高校生や大学生の子供を持つお父さんやお母さんが、子供の教育費を稼ぐ目的で飲食店でバイトするケースです。
年齢層は、主に40代と50代の方です。
やっぱり、自分の子供が専門学校や大学(大学院)に行きたいと言えば、何とかして子供の希望を叶えてあげたいと思うものが親なんだなとつくづく思います。
国公立大学の授業料でも年間50万円以上、私立はそれ以上です。もし、子供が2人いたとして、2人共が親元を離れ1人暮らしをしながら私立大学を卒業させるとなると、計算するのが嫌になる位の金額になってしまいます。
子供を育てるのって、本当に大変ですね。
会社の給料だけではお小遣いが足りないから
こちらは主に20代の人によくみられるケースです。
社会人になって間もない為、会社の給料だけではお小遣いが足りないからという理由です。
ボクの知っているケースで、車をローンで購入し、支払いを終えるまでの間、ダブルワークでバイトするという人が過去にいました。
会社が不景気で残業もなく時間を持て余しているから
会社の業績が落ちてしまって給料が減ったとかボーナスが減った(なかったり)、残業がなくなったなどの理由で収入が減ったので、その穴埋めの為にダブルワークするという人もいます。
長い間デフレ不況が続いている影響ですね。
シングルマザー
訳あって離婚、そして子供と一緒に暮らしているというお母さんのケースです。
女性の場合、正社員で働いているといっても、比較的給与の低い職種に就いていることが多く、子供と一緒に暮らしていくには本業のお給料だけでは十分に生活をしていけないという事情があるようです。
ボクが実際に一緒に仕事をしたことがある人は40代と50代のシングルマザーの方ですが、世の中には20代や30代のシングルマザーの人もたくさんいますので、20~50代までの人が飲食店でバイトしていると考えられます。
ダブルワークでバイトする人のシフトの実例
実際にダブルワークで飲食店でバイトしている人がどのようなシフトで働いているのか?
参考までにボクがこれまで見てきたダブルワーカーのシフト例を以下の4つの項目別に紹介します。
「出勤日数」
「1日当たりの勤務時間」
「曜日」
「何時から何時まで」
週に何日バイトしているの?(出勤日数)
出勤日数の少ない人で週2日、多い人で週4日です。
週2日であれば、多少疲れはするものの、そんなに無理することなくバイトできる範囲内ではないでしょうか。
週4日がダブルワークでバイトできる日数の限界ではないでしょうか。これ以上の勤務日数になると、体力的にも精神的にもかなりきつくなってくると思います。
ボクが見てきたダブルワークでバイトする人達の平均出勤日数は3日です。3日がバイトを続けられる現実的な勤務日数のようです。
1日当たりの勤務時間は?
本業が終わってからのバイトですので、短時間勤務となります。
短い人だと2時間という人もいますが、ほとんどの人は3~5時間の数時間程度です。
毎回同じ勤務時間の人もいれば、曜日によって勤務時間が違う人もいます。
例えば、翌日に本業の仕事がある日は3時間、翌日は本業が休みの日は5時間といった具合です。
何曜日にバイトしているの?
基本的に飲食店のバイトは、平日+(金)土日の組み合わせでシフトの入るのが普通です。
※ファミレスのランチタイムや居酒屋の仕込みなどの場合は、主婦の方が平日のみでバイトしている場合も結構あります。
ただし、ダブルワークの人がバイトするのは本業が終わってからの夜・深夜の時間帯が多いと思いますので、その前提で言うと
週2日勤務の人
・平日1日+土日のどちらか1日
週3日勤務の人
・平日2日+土日のどちらか1日
・平日1日+土日の2日
週4日勤務の人
・平日2日+土日の2日
ダブルワークでバイトする人の平均的なシフトは、大体こんな感じです。
ただ、同じ飲食店でも店舗によって事情が異なりますので、これらの例に当てはまらないケースもあると思います。
何時から何時までバイトしているの?
本業の仕事が終わってからになりますので、早い人で夜7時位から、遅い人で夜10時位から勤務開始となり、人によって結構差があります。
そして、そこから数時間程度働きますので、勤務終了(あがり時間)になるのが深夜10時から12時位までというのが多いパターンです。
あがり時間が深夜0時を超えてくると、翌日に影響が出てしまう可能性が高いと思いますので、翌日に仕事がある時は、遅くても0時までの勤務にしておいた方が無難だとボクは思います。
深夜1時とか2時まで働くダブルワーカーもいます。
普通に翌日に仕事があるにもかかわらず、中には深夜の1時や2時まで働くダブルワーカーもいます。
ボクの勤務先にも何年間もバイトを続けているダブルワーカーが何人かいますが、事情があってのこととはいえ、本当に頭が下がる思いです。
ラスト勤務でバイトする時に気をつけたいこと
夜10時以降の深夜時給は通常の25%増になり、効率よく稼ぐことができるメリットがありますが、一方で深夜になると、店舗によっては閉店(ラスト)まで働くということにもなります。
閉店まで働くことをラスト勤務と言ったりしますが、他の時間帯と違い、ラスト勤務の人のあがり時間は、締め作業(閉店業務)が終わった時です。
忙しくて閉店時間までに締め作業が終わらず、あがり時間が閉店時間を過ぎてしまうこともあります。
ですので、ラスト勤務を検討している人は、シフト通りに仕事が終わらない可能性があるという点には注意が必要です。
工場のように交代制で働いている人の場合
ダブルワークでバイトする人の多くは、ほぼ固定と言ってもいいくらいに大体毎週決まったシフトなんですが、例えば24時間稼働している工場のように交代制で働いている人の場合、不定期で週によってシフトが違っていることもあります。
ダブルワークのバイトはキッチンが多い
ダブルワークでバイトしている人は基本的にサラリーマンです。
多くの会社では、就業規則によって社員の副業を禁止している、もしくは事実上禁止となっていると思います。
そうなると、飲食店でバイトしている姿を知り合い(特に自分の勤めている会社の人)に顔を見られてしまうと、ちょっとまずいわけです。
ということで、サラリーマンがダブルワークで飲食店でバイトする場合には、必然的に職種はホールではなくキッチンを選びます。
こうした理由で、ダブルワークのバイトはキッチンが多いんですね。
ホールにもダブルワークの人はいます
では、ダブルワークの人でホールでバイトする人はいないのかといえば、そんなことはありません。
キッチンと比べると少ないですが、ホールでバイトする人もいます。
会社の就業規則で副業禁止となっていないのかどうかは分かりませんが、実際、ボクのバイト先に若干名います。
ダブルワークする人の年代(年齢)
ボクが実際に見てきたダブルワークをしている人たちの年代(年齢)は20代~50代までの人達です。
理由はそれそれですが、全ての世代にダブルワークをしている人がいます。多分、他のお店には60代の人もいると思います。
そして、ダブルワークをしている人に多いのが、子育て中の人だということです。
このことから、一般的に30代から50代前半位までの人が多いのではないかと考えられます。
ダブルワークに飲食店を選ぶ理由
世の中にはいろんな種類のバイトがありますが、それらの中で飲食店を選ぶ理由はなんなのでしょうか?
これはダブルワークを考えている人に限らない話ですが、やはり飲食店と言えば多くの人にとって身近な存在ですし、ハードルが低いということなのでしょう。
過去に飲食店でバイトした経験のある人にとっては、よりハードルが低く感じられますよね。
また、比較的シフトの自由がきくのも選ばれる理由のひとつのようです。
そして、個人的にはこれが最大の理由なのかなと思うのが、先ほどお話したように飲食店のキッチンであれば、誰に知られることもなくバイトできることではないでしょうか。
ストレートに言えば、「会社に内緒でバイトできる」「会社にバイトしているのがバレない」ということですね。
今回は、実際に飲食店で働いているダブルワーカーの実例をもとに色々とお話してきました。
今、ダブルワークでバイトすることを検討している方の参考になれば幸いです。
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