飲食店の禁止ルール

飲食店のアルバイト。キッチンで働くということ。

飲食店のバイトで衛生面が理由で禁止されていること


 

ほとんどの飲食店では、アルバイトに禁止していることがいくつかあります。(ファミレスや居酒屋はもちろん、焼肉店やラーメン店等も含めてです)

 

飲食店のアルバイトを考えている方(ホール志望&キッチン志望)は、応募する前に一度ここで確認して頂ければと思います。

 

禁止事項は、キッチン・ホール共通のものとキッチンのみ、ホールのみのものがあります。

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アルバイトの禁止事項は、主に衛生面と見た目の理由から

飲食店のアルバイト(キッチン・ホール共に)が守らなければならない禁止事項はいくつもあり、主に2つのことを理由としています。

1つ目は、衛生面です。

細菌とウィルス

 

飲食店は食品を扱う場所ですので、常に清潔でなければなりません。

 

また、お客さんの口に入るものを作っているわけですから、食材を扱う人や調理を行う人には清潔さが求められます。

 

飲食店にとって、衛生管理は最も重要な仕事の一つです。妥協は許されません。

 

ですから、衛生管理に関する規則がいくつもあるんですね。

2つ目は、見た目です。

ホールであれば、お客さんから見た時にきちんとしていると思われるようにという理由です。

 

キッチンでも、オープンキッチンのお店であれば、やはりホールと同様にお客さんから見えますので、きちんとして見える必要があります。

 

では、お客さんから見えないキッチンでは?

 

見た目というのは、何もお客さんからだけではなく、他の従業員からの見た目もあります。

 

ですから当然、いつでもどこでも”きちんとしている”必要があるんですね。

 

これは職場全体という視点からですが、従業員の制服が乱れていたり、だらしなく見えると職場の士気(やる気)に悪影響を及ぼしてしまいますので。

 

ただ、この「きちんとした」という言葉の定義が、なかなか難しいんですけど。

 

人によって解釈がいろいろと違うこともありますからね・・・

 

飲食店のアルバイトで禁止されていること|衛生面が理由のもの

食中毒のニュース

 

飲食店は衛生面に特に気を使っています。

 

もし万が一、不衛生にしていたことが原因となって、お客さんに何らかの健康被害が出てしまったら一大事ですから。

 

飲食店で食中毒やO-157、ノロウィルス等が発生したなんていうニュースが時々報道されますが、もし、そんなことになったら本当に大変なことになります。

 

お客さんに健康被害を与えてしまうわけですからね。

 

もし、お客さんに健康被害を与える事故を起こしてしまったら、そのお店は当然営業停止になります。

 

そうなると、営業停止期間中は営業出来ませんから、本来営業していたはずの期間の売り上げがなくなってしまうことに。

 

そして最も痛手なのが、お店の信用を失ってしまうことです。食中毒を起こした店で飲み食いしたいとは思いませんよね、普通。

 

1回事故を起こしてしまうと、たとえ営業を再開したとしても、そう簡単にお客さんはお店に戻ってきてくれません。(実際に倒産した会社もあります)

 

では、衛生面を理由とした禁止事項を見ていくことにしましょう。

髪の毛はキッチン帽の中に入れる

キッチン帽をかぶった男性従業員

 

キッチン内では、専用の帽子をかぶります。

 

ただ頭に被ればいいというものではなく、前髪や後ろ髪も帽子の中に入れなければなりません。

 

その理由は、料理の中に髪の毛が入らないようにする為です。

 

前髪や後ろ髪が帽子からはみ出さないようにピンで留めたり、ゴムでまとめたりして帽子の中に入れます。

 

実際、ボクがアルバイトしている飲食店(ファミレスと居酒屋)でも、料理の中に髪の毛が入っていたというクレームがたまにあります。

 

キッチンで働くバイト全員が帽子を被っているのに、髪の毛が料理に入っちゃうことがあるんですよね。

 

ということは、帽子から髪の毛がはみ出た状態で料理を作ったら、その確率はもっと高くなるはず。

 

しかも、困ったことに料理に入ってしまっても、キッチンでもホールでも気づかない場合が多いですし。

 

料理への異物混入の中で圧倒的に1番多いのが髪の毛なんです。

髭(ひげ)は大手は禁止|個人経営や小規模チェーン店ならOKの可能性あり

髭を生やしたキッチンスタッフ

 

また、髭も髪の毛と同じで料理に混入してしまう可能性があるので、やはり禁止です。

 

髭を伸ばすことはもちろん、無精髭も禁止なので、出勤する日は家を出る前に剃り残しがないように剃って出勤しなければなりません。

 

テレビを見てると、有名料理店の髭を生やしたシェフが出てくることがありますが、大手チェーン店の飲食店で髭OKのところはないと思った方がよいでしょう。

 

それでも、こだわりがあって剃れないとなると・・・

 

残念ながらキッチンでのアルバイトは断念しなければ・・・と思いきや、求人サイトで髭OKの飲食店がないか検索してみたら・・・・・ありましたよ!

 

個人経営のお店や小規模チェーン店だと髭OKの飲食店(特に居酒屋とかバー)がチラホラありますね。

 

ちょっとオシャレな感じのお店が多いので、髭にこだわる人に向いているのかなと思います。

 

髭OKの飲食店でのバイトを探している方は、大手求人サイトの「バイトル」なら「ヒゲOK」の飲食店を検索できますので、探してみてください。

ピアスはファミレスは原則禁止|居酒屋は大手でOKの会社もある

ピアスとイアリング

 

女性だと、ピアスやイヤリングをしている人が多い思いますが(男性でもピアスをしている人はいますが)、飲食店では、キッチンもホールも両方とも禁止の場合が多いようです。

 

特にファミレスでは、ピアスやイヤリングは原則禁止だと考えた方が良さそうです。

大手チェーン店でOKのところはないんじゃないかと思います。

 

ピアスが禁止の理由

 

イヤリングが禁止なことは何となく理解してもらえると思いますが、ピアスだったらいいんじゃないかと思う人もいるかもしれません。

 

ですが、イヤリングはもちろん、ピアスも同様に耳から外れて料理の中に入ってしまう可能性があります。

 

聞いた話では、実際にピアスが外れてお料理の中に入ったことがあったそうです。

 

ピアスは耳を貫通しているものですから、血液が付いている可能性があるわけですよね。

 

もし、血液が付いたピアスが料理の中に入ってしまって、その料理をお客さんが口に入れてしまったとしたら・・・

 

大クレームになる可能性大だと思います。

 

なにしろ、他人の血液(体液)が付着したものを口に入れてしまうわけですからね。

 

もし、自分の頼んだ料理の中に誰かの耳についていたピアスが入っていたとしたら、仮に被害がなかったとしても、かなり気持ち悪いと思いませんか。

 

なので、透明ピアスも同じ理由で禁止です。

居酒屋ではピアスOKの場合が結構ある

 

実は、同じ飲食店の中でもファミレスと違って、居酒屋の場合はピアスOKのところが結構あります。

 

大手チェーン店では厳しいですが、小規模チェーン店やオシャレな雰囲気のお店なら

 

求人情報サイトの条件設定で「ピアスOK」にして居酒屋を検索すると、ピアスOKの居酒屋がそれなりに見つかるはずですので、気になる方はチェックしてみてください。

大手居酒屋チェーン店の和民グループはピアスOK

 

大手チェーン店は基本的にピアス禁止ですが、そんな中、居酒屋の「和民」や「わたみん家」、「ミライザカ」、「三代目鳥メロ」などを運営する和民グループでは、ピアスOKとなっています。珍しいですね。

 

ちなみにピアスだけではなく、茶髪・カラコンもOKです。

 

どうしてもピアスをしたいという方は、和民グループなら全国各地にお店がありますし、居酒屋以外の飲食店も運営しているので、バイト候補に入れてもいいかもしれませんね。

マニキュアやネイルアートはしない

ネイルアート

 

マニキュアやネイルアートも基本的に飲食店のキッチンでは禁止です。

 

マニキュアやネイルアートが禁止の理由

 

こちらも料理の中に剥がれたり、欠けたりしたものが異物混入する可能性があるからです。

 

こちらも、もし料理の中に入っていたとしたら、食欲がなくなってしまったとしてもおかしくはないですよね。間違いなくクレームがついてしまいますよね(苦笑)

 

女性の方で、これが納得できないようだと、飲食店のキッチンでアルバイトするのは正直言って難しいと思います。

飲食以外なら”ネイルOK”のバイトはけっこうあります

 

飲食店にこだわらなければ、ネイルOKのバイトもそれなりにあるので、そちらを検討してみるのもひとつではないでしょうか。

爪の長さは短く

短く切った爪

 

爪が長いと、指と爪の間に汚れが溜まりやすくなります。ですから、ほとんどの飲食店では、爪を短く切るように定めています。

 

具体的には「手のひら側から見て爪が見えないように」とか「白い部分が○ミリ」といった規則になっていることが多いようです。

 

このように定められているにもかかわらず、爪を切ってこないアルバイトがたまにいたりするので、お店には爪切りが置いてあるはずです。

 

ボクが見てきたアルバイトの中には、爪切りはアルバイト先ですることにしているという猛者?もいます。

 

ちなみに手洗いの時、爪と指の間の汚れを確実に落とすために専用の爪ブラシが手洗い場にあります。

長い爪やマニキュアは、手袋を使用していれば大丈夫?

使い捨て手袋

 

最近の飲食店の傾向として、キッチンでは使い捨て手袋の使用を義務付けているところが増えてきました。

 

手洗いだけでは不十分と考えるようになった結果、そうなったようです。

 

そこで、こんな風に言う人がいます。

 

「どうせ手袋するんだから、ちょっとくらい爪が長くったって問題ないよね」とか「マニキュアしてたって問題ないよね」なんて。

 

実は、多分どこのお店でもそうだと思いますが、キッチンで使用する手袋ってゴム製の薄いものなんですね。

 

その理由は、キッチンでは盛付や包丁を使う等の細かい作業があるので、薄い手袋じゃないと作業に支障が出るからなんです。

 

その手袋なんですが、手にはめてから時間が経ってくると、だんだん伸びてきて破れやすくなっていきます。

 

そして、手袋が伸びてきて仕事がしづらくなってきたら、新しいものに交換するんですが、実は交換する前に破けてしまうことが結構あります。(汚れてしまった時も交換しますし、毎日大量の手袋を使用します)

 

破れる個所は、その時々で違っていて、指先が破れることもあります。

 

爪が長いと余計に指先が破れやすくなってしまいますし、そうなると指先が露出するこになりますよね。

 

これでは手袋をしていないのと同じことになってしまいすので、やはり爪は短く切っておく必要があるのです。

 

マニキュアやネイルアートについても同様で、指先が露出した時、剥がれ落ちて異物混入してしまう可能性がありますので、手袋をするから大丈夫ということにはなりません。

 

以上が、衛生面を理由とした飲食店のアルバイトで禁止されていることでした。

 

長くなりましたので、見た目が理由のものについては、次回の「飲食店のバイトで見た目が理由で禁止されていること」でお話します。

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