飲食店バイトの休憩時間

ほとんどのファミレスや居酒屋などの飲食チェーン店では、バイトの休憩時間は何時から何時までの○○分間といったように予めシフトを組んだ時点で決まっています。

 

※アルバイトの休憩時間は、労働基準法によって定められています。詳しくは、参考記事「飲食店で働くアルバイトの休憩について」をご覧ください。

 

ですので、基本的にアルバイトは予め決められたシフト通りに休憩を取ることになっているんですが、必ずしもシフト通りの時間に休憩を取れないことがあります。

 

ということで今回は、シフト通りの時間に休憩に入れない時のお話です。

シフト（スケジュール）通りに休憩に入れない時とは？

シフト通りに休憩に入れない時とはどんな時なのか？

 

従業員（社員＆アルバイト）の休憩は、ピーク時を外した時間帯に取るのが普通です。

 

しかし、ピークも終わり忙しさが引いていくだろうと予想した時間帯であるにもかかわらず予想以上に忙しい。今、誰かが休憩に入ってしまうとスタッフの人数が減ってしまいキッチンが回らなくなってしまう。

 

こんな時、本来なら休憩に入る人の休憩時間を後ろに遅らせて（ずらして）もらい、キッチンに残ってもらうことでその場をしのぐ。

 

これが、シフト通りに休憩に入れない時のパターンです。臨機応変にということですね。

 

本当にお客さんの動きは分からないもんですからね。「えっ、こんな時間に混んじゃうの？！」なんてこともあれば、逆に「いつもはすごく忙しいはずの曜日、時間帯なのに暇だねぇ・・・？」なんてこともあったりします。

 

まぁ、お客さんの動きが分かるようだったら商売も楽なんですけど、さすがにそんなうまい話はないということでしょうか。

 

あ、それともう一つあるのが、その日のシフトに入っているアルバイトが当日になって急に休みになってしまった場合です。仕方ないことなんですが、これも結構困っちゃいます（苦笑）

休憩時間をずらすとシフト（スケジュール）調整が面倒になる

お店にとって、従業員の休憩時間をずらすということはなるべくしたくないというのが本音です。

 

なぜならば、１人の休憩時間をずらしてしまうとうことは、ずらされた従業員の休憩時間を別途用意しなければなりませんよね。※こういったケースの細かい具体的な説明は、改めて別の機会にお話しようと思います。

 

その為には、場合によっては、お店全体のシフト調整をしなければなることがあるからなんです。１人のシフトを変更した為に、その他の従業員のシフトにも影響をおよぼしてしまう。ちょっと面倒でしょ。

 

バイトが休憩に入る時間を決めるファミレスがあった

ボクが学生時代に勤めていたあるファミレスは、チェーン店であるにもかかわらず、ちょっと変わった休憩の取り方をしていました。

 

なんと、いつ誰が、どのタイミングで休憩時間を取るのかが予め決まっていなかったのです。

シフト表に休憩時間が書かれていない

大抵どの飲食店でも休憩室あたりにシフト表が貼ってあると思いますが、そのお店のシフト表にはバイトの勤務時間がただ○時～○時までと書いてあるだけで、休憩時間については何も書かれていなかったんです。

では、どうやって休憩をとるのか？

 

それは、キッチンにいるバイトがシフト（スケジュール）表とお店の状況を見ながら、今だったら休憩に入っても大丈夫かなぁなんて感じでタイミングを見計らって、自分達で休憩に入る時間を決めていたんです。

 

正確にはキッチンにバイトしかいなかった場合はバイトが決めていたということなんですけど。

 

このファミレスは、ボクが初めてアルバイトをした飲食店だったので、当時はこのやり方に対して何の疑問も持っていませんでした。

 

ですが、その後いくつかの飲食店でアルバイトを経験しましたが、こういった休憩の取り方をしている飲食店はありませんでした。

 

今から思うと、どうしてこのようなやり方をしていたのかなぁと思ってみたりします。こういう飲食店はあまりないのかもしれませんね。