飲食店で仕込みが切れた時

ファミレスでも居酒屋でも仕込みというのは非常に重要な役割を担っています。

 

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当然ですが、食材には消費期限というものがあります。ですから、その日に仕込む数というのは、基本的には消費期限内に売れると見込める数の範囲内で仕込むことになります。

 

しかも、仕込んだ食材の消費期限というのは、１,２日位しか持たないものがほとんどなんです。となると、予想以上にお客さんから注文が入り売れてしまうと、営業中に仕込みが切れてしまうことになります。

 

さて、そんな時はどうするのでしょうか？

 

営業中に仕込みが切れた時の対応は２種類ある

 

その２種類とは・・・・「仕込むか売り切れにする」です。ま、それくらいしか選択肢がありませんよね（笑）

 

言ってしまえば、それだけのことなんですが、それぞれにそれなりの理由があってのことです。では、仕込む場合と売り切れにする場合、それぞれのケースについてみていきましょう。

営業中に仕込む

 

オーダーをこなしつつ仕込みを行います。暇な時であれば別に大したことはないんですが、これが忙しい時だと、ちょっと大変です。

 

通常、一品調理する為にかかる時間に加えて仕込み時間が必要になります。ただでさえ忙しくて料理の提供が遅れがちになっている上、それ以上に提供時間が長くなってしまうということですからね。

 

一口に仕込みと言っても、メニューによって必要とする時間は様々です。短時間で出来るものもあれば、中には１時間以上かかるものもあります。（特に居酒屋の場合）

 

そうなると、お客さんだって、いつまでも料理が出てくるのを待つわけにもいかないでしょうから、あまりに時間のかかるものについては、お客さんに状況を話して、作るのか作らないのかを決めてもらいます。

 

２,３０分位だと結構待ってもらえるんですが、さすがに１時間以上かかる場合は、大体キャンセルになりますね（そりゃそうですよね）。ですが、ごく稀に「それでも待つ！」とおっしゃるお客さんもいます（笑）

 

もちろん、お客さんが要望されるのであれば、喜んで（？）作らせてもらいます・・・よ。

売り切れ（品切れ）にする

 

ファミレスにしろ居酒屋にしろ、同じチェーン店であっても店長の考え方次第で店舗運営・営業方法に結構差があることがあります。必ずしも、みんな同じじゃないんですよね～実は。

 

そして、それは仕込みに関しても同様でして、仕込みが切れた時点で販売終了というお店もあります。

 

たとえ材料があって、仕込もうと思えば仕込める状況にあったとしても、「売り切れって言ったら、もう売り切れなんだかんね～」てな感じで販売終了にしてしまう。

 

ん～、気持ちいい位に潔い態度ではありませんか！

小さな声で言いますが・・・バイト的には、面倒くさくなくて良かったり・・・する人もいるそうです・・・

 

えっ、ボクっすか？ボクはもう、材料ある限り！お客様が望む限り！作り続けますよ！

面倒くさいなんてことは、これっぽっちも思って・・・思って・・・・・・ま、そういうことです。

 

ちょっと冗談っぽくなってしまいましたが、真面目な話、これはこれで一つのやり方だとは思います。

 

仕込み切れ＝販売終了

 

にする為に仕込み数を若干多めにしたり、店舗の人員的（スタッフの人数やスキル）なことを考慮すると、その方がまだ、お客さんに不満感を持たれる可能性が少ないと判断してのことだと思うからです。

 

ボクがひとつのやり方だと言ったのは、あくまでも消極的な選択肢としてはありだと思うということであって、その方が楽チンだよねってことではありません。

 

使用できる期間が限られている材料を使った商品ならではの大変さってあるんですよね。